「通院0分でお薬が家まで届く」より便利になったLINEドクターのオンライン診療を体験してみた

 

2023.02.14

 

年が明けてしばらくするとやってくるのが、花粉症の季節です。毎年ドラッグストアの薬にお世話になっている人も、「今年こそは、病院にかかって万全の対策を」と思っている人も多いかもしれませんね。しかし、病院探しや花粉が飛び交うなかの通院を考えると、病院に行くまで腰が重い……というのが、実際のところ。

 

そんな時におすすめなのがLINEドクターのオンライン診療です。

 

診療予約からビデオ通話による診療、決済までをLINEアプリ上で完結できるこちらのサービス。2022年12月からは、なんと薬を自宅まで配送することができるようになりました。より便利になったLINEドクターのオンライン診療(※)を体験し、その模様をご紹介します。

 

※対面による診療・服薬指導が必要になる場合もあります。

好きな時間・場所からLINEだけで診療予約ができる

 

——今回は、毎年花粉症で悩んでいる伊藤さんに「LINEドクターのオンライン診療」を体験してもらおうと思います。

 

伊藤:よろしくお願いします!今年は花粉の飛ぶ量がとにかく多いと聞いていたので、心配していたんですよ。早めに対策したいなと思っていたところです。

 

——これまでは、どのように花粉症対策を行っていましたか?

 

伊藤:基本的には市販薬を服用していました。でもドラッグストアだと薬の種類も多く、どれを選んだらいいかわからなくて。正直「なんとなく」でしか対策できていなかったと思います。去年の花粉症シーズンは、LINEドクターのオンライン診療を使って、初めて花粉症の薬を病院で処方してもらったんです。今年も同じように対策しようとしていました。

 

——実は昨年(2022年)末からLINEドクターの機能が増えて、より便利に使えるようになりました。ドクターによる診察後、薬が自宅まで配送されるようになったんです。

 

伊藤:以前のLINEドクターは、薬を受け取るために「診察後に発行された処方箋を持って、自分で薬局に行く」ことが必要でしたよね。手続きも少なくなって、どう使えるのか今から楽しみです。

 

——では、さっそくやっていきましょう。まずは「LINEヘルスケア」のアカウントを友だち追加して、画面右下の「LINEドクター」をタップしてください。サービスを使うにあたって、住所や名前といった個人情報と支払い方法、加えてお手持ちの保険証の登録が必要です。

 

伊藤:いわゆる「Webサービスを使用する際の情報登録」と同じですよね。僕は以前にLINEドクターを使ったことがあるので、情報はそのときに登録したものを使用できそうです。

——保険証はカードを撮影して登録するので、あらかじめ手元に準備しておくとスムーズですよ。予約は、登録後の「LINEドクター」トップ画面から行います。

 

伊藤:トップにいきなり「お薬を選択してください」と出てきました。「皮膚科の薬」、「鼻炎の薬」、「ニキビの薬」みたいに、欲しい薬を決めるところから診療予約を進めていくんですね。そこから「花粉症の薬」を選んで……。

——次に、「診療時間」と「薬の配送日」を選んでください。

 

伊藤:診察時間は、「明日以降に診療」に加えて、診療を受ける病院とのタイミングが合えば「今日診療」や「今すぐ診療」もできるんですね。「明日以降」を選んだ場合は、予約可能な時間をカレンダーから選ぶことができますが……これは、美容室や飲食店を予約するのと同じ感じだ。

 

——LINEアプリを通して、「24時間好きな場所から」Web予約ができるのも、なかなかありがたいですよね。

 

伊藤:「診療予約のため病院に電話をかけたら、受付時間外だった」なんてケースもありますから。その予約の段取りも、普段使っているLINEのアプリ内ですべて完結するのがいいですね。ちなみに、薬はいつ届くのでしょうか?

——「通常配送」は診療から1〜4日後にはご自宅のポストにお薬が届きますよ。もしすぐお薬がほしい場合は、現在のところ対象エリアは限定的でありますが、「即日配送」という仕組みもあります。(※)。

 

※ 配送にかかる日数は、「通常配送の場合」かつ「配送先が沖縄や一部離島を除いたエリア」の場合。「通常配送」が440円、「即日配送」は1050円。薬はヤマト運輸による「ネコポス」により配送される。

 

伊藤:使う人が、自分に合った方法でお薬が受け取れるんですね。花粉症の薬の場合は緊急性が無いことがほとんどなので、「通常配送」でよさそうです。自宅のポストに届けられるので、届く時間を気にしなくてもいいのもうれしい。

 

——では、欲しいお薬と診療時間が決まったら、病院に提出する問診票に記入していきましょう。

 

伊藤:個人情報や保険証はLINEドクターのサービス登録時に入力した情報を使用できるので、一度登録が済んでいればとてもスムーズですね。最後に、今の症状やドクターに相談したいことを記入して……。

 

——問診票は担当医師も目にするものなので、気になることがあれば登録しておきましょう。最後にお支払い方法を選択して、予約は完了です。

伊藤:5分もかからず、あっという間でした。オンライン診療はこういう手軽さが魅力ですよね。2回目以降は今回の登録情報を利用して予約すればいいので、よりスムーズに行えそうです。支払い方法はクレジットカードとLINE Payが使えるんですね。

 

——日程の確認や予約情報の変更については、登録後にLINEの友だちに追加される「LINEドクターお知らせ」のアカウントから確認しましょう。LINEのタイムラインから、予約時間や登録情報が確認できますよ。

スムーズなオンライン診療で、緊張せずに

 

——さて、予約した診療日の当日になりました。担当医師からの着信(LINEのビデオ通話)を待っていれば大丈夫です(※)。

 

※ 予約先の病院側の都合で着信タイミングが前後する可能性も。「予約時間帯を目処に着信がある」というイメージで、お好きな場所でリラックスして待つのが◎

 

伊藤:診察までの時間を自由に過ごせるのもオンライン診療のいいところですよね。移動しなくていいし、自宅でリラックスした状態で診療をうけられるので、一度やったら「これで終わり?」ってびっくりしちゃうんですが……あ、先生から着信がきました!

 

——いよいよ受診ですね。行ってらっしゃい!

——ということで、診療を終えてみていかがでしたか?

 

伊藤:やっぱり、診療が想像以上にスムーズでした。「毎年、花粉症でどんな症状が出るのか」や「花粉症のために、これまでどんな薬を使ってきたのか」といったお話をして、最後に処方する薬の説明をしていただいて……。

 

——ビデオ通話でやっていること以外は、普通の対面での診療とやっていることはほぼ同じなんですよね。

 

伊藤:そうなんですよ。とはいえ、対面診療を受けようと思うと、身支度をして、移動して、病院で待って、薬を受け取って、家に戻って……と、どんなに短くても1時間はかかるので。その点、診療は電話を待っていればいいし、家から出なくていいしで、時間や労力の負担を減らして診てもらえるのは大きなメリットですよね。

 

——病院側の事情もありますが、「予約時間にあわせて行ったのに、病院で長時間待つことになった」というケースもよく耳にしますから。薬は希望通り処方してもらえましたか?

 

伊藤:以前に使ったことがあるものを伝えたら、それを同じ薬を処方してもらえることになりました

 

——初めての薬を処方される場合は「合う、合わない」もあるので、服用して様子を見ながら、次回の診療を予約するのが良さそうですね。

 

伊藤:支払いは診察と薬代をまとめてオンライン決済できるのは便利でした。アプリ上だけで予約、診察、薬まで届けてもらえるのは、時間がない人にとっては特に便利なんじゃないかなあ。

自宅のポストに薬が届くのはとっても便利!

 

——診察から数日経ちましたが、無事にお薬が届いたんですね。

 

伊藤:はい! 思っていたよりも早くて、帰宅したらポストに届いている薬を見つけて驚きました。

——首都圏以外でも同じスケジュール感で届くので、もらう薬によっては「診療日に薬がもらえない」ことはあまり気にならないかもしれませんね。

 

伊藤:花粉症の薬が「今日、すぐに必要」ということはなかなか無いので、オンライン診療のスタイルにもあっているかもしれません。やっぱり、自分のスキマ時間で予約から診察までできて、自宅に薬が届くのは便利ですよね。僕みたいに、「いつも飲んでいる薬がほしい」という人にはピッタリだと思います。

——「いつもの薬をもらうために、わざわざ病院に行かないといけない」という悩みがある人にとっては特に便利かもしれないです。

 

伊藤:サービスの使用料が気になる人も多いと思うのですが、感覚的には、ネットスーパーを使う感覚に近かったです。初診料や配送料を考えると市販の薬を買うよりお金がかかってしまうこともあると思いますが……行き帰りの手間や時間も含めた料金、という考え方もあると思うので。

 

——時間や手間はもちろん、時期柄「人が集まる病院に行くのはちょっと……」という心配もありますから。コスパ・タイパで考えると今の時代にもマッチしているのかもしれません。

 

伊藤:「かかりつけの病院」という考え方もありますが、一人暮らしで忙しく生活していると、そもそも「かかりつけの病院」を見つけるのが大変なんですよね。病院に行くことを決めても、近所にどんな病院があるのか調べて、Webサイトをチェックして、予約をとって……と、結構やることも多くて、診療までのハードルが高いんです。

 

——そうですね。最近ではいろいろなサービスを使って「予約をしようとしている病院の口コミをチェックする」という人も少なくないようです。

 

伊藤:一方で、LINEドクターのオンライン診療なら、欲しい薬や予約の希望時間から、その人の条件にあわせた医療機関を見つけてくれる。自分で病院を探す手間もかからないので、一度体験すると「これで十分」と思う人も多いでしょうね。

 

——今回は花粉症診療のためにサービスを使いましたが、LINEドクターのオンライン診療は「皮膚科の薬」「便秘の薬」「低用量ピル」「AGAの薬」といったメニューも用意されています。

 

伊藤:診療の内容によっては、対面よりオンライン診療の方がフィットするなんてケースもありそうですよね。例えば、心理的に病院に行きづらい方とか、「持病があって、同じ薬を処方してもらうために定期的に病院で診察を受けないといけない」という方は、オンライン診療のメリットを特に大きく感じられそうだな、と。

 

——今後も、オンライン診療を活用したいと思いましたか?

 

伊藤:状況に応じてオンライン診療もどんどん使っていきたいですね。「この症状は対面で診てもらおう」「これはオンライン診療がいいな」と上手に使い分けできるようになると、よりオンライン診療の良さを感じることができそうです。

スマホだけで、いつもの薬から初めての薬まで処方可能!

 

「病院に行きたくても、行けない」……。そんなお悩みがある方におすすめのオンライン診療。いつもの薬を処方してもらうための診療だけでなく、「今年こそ花粉症の薬を処方してもらいたい」という方にもおすすめです。

 

 家から出たくない、かつ受診に長い時間をかけづらい花粉症の診察は「初めてのオンライン診療」にぴったり。これをきっかけに、LINEドクターでオンライン診療を試してみるのはいかがでしょうか?

 

 

文=つるたちかこ/編集=伊藤 駿(ノオト)