

DATE:2023.09.26
患者様にとって予約しやすいLINEドクター、治療継続のきっかけに|要町駅前クリニック
院長の堀祐太郎先生は大学病院・総合病院での診療経験を生かし、要町駅前クリニックを2021年6月に東京都豊島区で開業した。開業後まもなくLINEドクターを用いたオンライン診療を提供している。院長の堀祐太郎先生にオンライン診療に取り組んだ理由、取り組んだ成果などを詳しく伺った。
※堀祐太郎先生にインタビューを実施し、頂いたコメントを弊社にて一部編集しています。


要町駅前クリニック/院長 堀 祐太郎先生
診療科目:泌尿器科、小児泌尿器科、皮膚科、内科
有楽町線・副都心線「要町駅」より徒歩1分という好立地にある要町駅前クリニック。院長の堀祐太郎先生は大学病院・総合病院で10年以上勤務し、泌尿器科を専門としている。泌尿器以外にも、小児、皮膚、内科疾患と幅広く診療を行っている。どんな些細なお悩みでも、気軽に病院の実現を目指し、オンライン診療などにも力を入れている。
―患者さんを第一優先に、開業後すぐにオンライン診療を開始。
──オンライン診療を始めた理由を教えてください。
一番の理由は患者さんが通いやすいクリニックにしたいという思いからです。私は大学病院・総合病院で勤務してきましたが、患者さんが何時間も待つということがよくありました。食事やアミューズメントなど楽しいことのためなら1時間待つこともできるかもしれませんが、我慢が難しいお子さん、継続した治療が必要でそのための処方が必要、できればあまり人目に触れたくないない内容などは待ち時間が長いことはつらいのではないかと私は考えます。オンライン診療の導入によって患者さんの負担の軽減、院内の混雑緩和、待ち時間の改善につながればと思い、利用を開始しました。
―いつものLINEだからこそ、オンライン診療が気軽なものに。
──LINEドクターを選んだ理由を教えてください。
他のオンライン診療サービスも導入していますが、LINEが患者さんに馴染みのあるサービスだと思ったからです。実際運用を開始し、現状LINEドクターが1番予約につながっています。
──どのような患者さんがオンライン診療をご利用されていますか。
継続的に治療が必要なアトピーの患者さん、夜尿症のお子さんをもつ親御さんが利用されています。また以前は検査結果(性感染症、精液検査)のために来院してもらっていましたが、今は検査結果にもオンライン診療を活用するようになりました。泌尿器科で他の患者さんに極力会いたくないという方もいるので、オンライン診療と相性がよいと思っています。
―距離や来院の心理的ハードルで治療機会を逃さないようにオンライン診療を案内。
──どのように患者さんにオンライン診療をご案内されていますか。
特別なことはしていませんが、「クリニックに来るのは大変だよね」と患者さんに寄り添い、オンライン診療をご案内することはあります。LINEドクター導入時にいただいたクリニックカードを受付に置いています。ホームページ上にはオンライン診療を導入していることを掲載しています。


──オンライン診療を導入・運用するにあたり、院内の体制構築や工夫されている点はありますか。
私がオンライン診療の予約確認、カルテ作成、診療、請求処理を行い、事務スタッフには処方箋のFAX送付、原本送付をお願いしています。オンライン診療の導入でスタッフの負担が増えるかもしれないという思いもありましたが、大きなトラブルもなくスムーズに運用できて良かったです。普段LINEを使われている患者さんが多いので、お問い合わせや質問がないのも助かっています。
―様々な患者さんにとってオンライン診療が治療継続のきっかけに。
──オンライン診療を導入したことで感じている効果はありますか。
対面診療では治療継続が難しかったような患者さんが、オンライン診療の導入により治療継続してくれていることでしょうか。オンライン診療を利用している患者さんには神奈川県、千葉県、茨城県など他県の方もいらっしゃるのですが、オンライン診療導入前は毎回来院されていたので負担も大きかったと思います。また、小さいお子さんをお持ちの親御さんは、病院にいくとお子さんが落ち着いて医師の話を聞けないというお悩みがあるかと思います。オンライン診療だと自宅でお子さんが遊んでいる横で、医師の話を聞けるので相談しやすくなっていると思います。その他、部活で忙しくて通院が難しい中学生がオンライン診療で受診してくれているケースもありますよ。
──LINEドクターを今度どのように活用していくご予定ですか。
現在は診療終了後にオンライン診療専用の予約枠を設定しています。仕事をしている方だと受診したいが来院が間に合わないということもあると思うからです。ありがたいことではあるのですが、外来が混み合ってきているので、今後はもう少しオンライン診療に移行していきたいと考えているところです。そのためにも既に利用しているLINE公式アカウントもうまく活用していきたいですね。LINEドクターの予約導線の設置や患者さんへのメッセージ配信などもしていきたいです。
──ありがとうございました。引き続きLINEドクターをご活用いただければ幸いです。